このレビューはネタバレを含みます
宇宙ステーションについて。これをどのように捉えるのか。
守るためのものなのか? 閉じ込めるためのものなのか?
宇宙からの脅威を守るための空間なのか。プライベートや息抜きのしにくい不自由を感じる空間なのか。
最初にデブリを回避するための、宇宙ステーションにおける船員と地上との交信による協力プレイを見せる。これが後々効いてくる・・・
1000日という目標。彼らは何のために苦しい思いをしてまで実験に望んでいるのか。耐えているのか。地球に残してきた愛する者たちは。
1000日というノルマはエウロパまでの航行期間を意味する。この実験が成功すれば、エウロパの探索、資源採掘という道を切り開くことに繋がる。人類の未来につながるのだ。
しかしそれが評価されるべき環境にいなかったら。実験の終わりが、苦行からの解放を意味しなかったら。果たしてどうなるのだろうか・・・