農夫が畑で野菜を育てているが、その野菜は萎れている。農夫はいろいろと工夫するが、うまくいかない。その悲惨さに嘆いて農夫が涙を流す。偶然、彼が落とした涙が野菜を元気にさせることがわかる。
農夫は、たまねぎを使ったり、もう亡くなってしまった親しかった人のことを思ったりして(その頭蓋骨を手に)、涙を流し続け、野菜を育てる。
ところが、その農夫の作った野菜を食べたかたつむりが巨大化し、町や人を襲い始めるようになる。
町が廃墟と化した頃、かたつむりは、群れて塔を形成し、そのまま動かなくなる。
平和になって、農夫は再び野菜作りを再開するが、その野菜を今度は野ウサギが狙っていた。