このレビューはネタバレを含みます
テレスペルパン第4作。
舞台はニューヨーク、ルパンと次元そして不二子と謎の美女ジュディは、ロシア兵が王朝から授かった500tもの金塊を追う。
現在、その金塊はニューヨークマフィアのカルシオーネの手にある。一方カルシオーネはすでに老いぼれ、霊能者ラスプートンの予言にすがるしかなかった。そんなカルシオーネの姿に、甥であるドンビーノは不満を持っていた。ルパン、ラスプートン、ドンビーノの金塊をめぐる攻防の行方はいかに…。
ルパンの発言通り、正攻法で攻めた名作。
先の読めない展開にグダグダすることもない、オチも含めてお手本のようなルパンシナリオだった。
打てない4番打者のように腑抜けた五右衛門や、殺し屋ラッキーとビッグマウスジョーと言ったキャラクターも憎めない。
残念だったのは手抜きなのかオマージュなのか知らんがやたら静止画を使ったシーンが多くてよくわからなかった。あと銭形の出番はほっとんど無かった。
明らかに過小評価な一作。かなり楽しめたのでオススメ。