肉鹿

GAMERA1999の肉鹿のレビュー・感想・評価

GAMERA1999(1999年製作の映画)
3.5
「ガメラ3」の撮影現場に密着して、時間と人間関係に追い詰められていく人々を映し出したメイキングドキュメンタリー———「新劇場版エヴァ」の総監督庵野秀明&監督摩砂雪コンビが担当。

全編8ミリビデオで撮られた家庭的な画質の荒さと、変態アングルとバキバキに細かく編集された映像のおかげで覗き見してるような臨場感が抜群!

その臨場感で主に特撮班の方に密着してるんだけど、知られざる特撮撮影の裏側が知れて楽しかった!人形を飛ばしたり人を飛ばしたり、燃えないようにジェルを塗りたくったりと「へぇ〜」て100回言えるポイントがたくさん!

だけどそんな楽しさも徐々に実写班と特撮班のすれ違いなど、上手くいかない現場の空気に侵蝕されて地獄の現場を映し出すようになってしまう。後半なんてずっと地獄だから見ててしんどい😂
120分を超える長さなのも終わらない地獄を見せられてるようで辛い😂

ていうか炎上商法じゃん、これって!?
やばいまずい死んじゃおっかな連呼して逆に興味を惹かせようとするとか、YouTubeみたいで現在の方が多くの人に高く評価されそう🤔

特技監督の樋口真嗣さんが基本笑顔でバランスを取ろうと心をすり減らしてる姿に反比例して伸び続ける髪とヒゲによって、外見がデルトロ監督そっくりになっていくのが癒し🤤
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