肉鹿さんの映画レビュー・感想・評価

肉鹿

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ルックバック(2024年製作の映画)

4.6

漫画を描く。机に向かって。背中を丸めて。今日も。明日も。明後日も。明々後日も。毎日毎日毎日毎日描き続ける。救いたくて救われたいから。

圧巻でした。明るくなっても茫然自失ですぐ立てなかった。席が真ん中
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

宮城。小さなエースの卒業と名将の引退で"飛べない烏"とまで揶揄されるようになった烏野高校。しかし2人の新入部員をきっかけに再び羽ばたき始める———宿敵・音駒高校とついに喰らい合う劇場版。

85分で音
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バンブルビー(2018年製作の映画)

2.8

複雑な家庭環境で育つ少女が、18歳の誕生日に偶然見つけた黄色い廃車。だと思っていたが変形してロボットになり、心を通わせて地球滅亡の危機に立ち向かうのだ———「トランスフォーマー」シリーズのスピンオフ。>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.5

父の愛人による新生児誘拐事件。4年間の逃避行は、ひとりひとりの人生を大きく歪めた。

2時間半近い長さで時系列がころころ動き回るからそれなりの集中力が必要で段々くどく思えてくるけど、警察に確保される瞬
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エイプリル・フール(1986年製作の映画)

2.9

お金持ち女子友達が所有する孤島の別荘に招かれた大学生9人。ひとりまたひとりと消えていくが…

公開当時、驚愕の結末に賛否が巻き起こった大どんでん返し映画のキャッチコピーに惹かれて見たけど返し方が全然足
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地獄のデビル・トラック(1986年製作の映画)

3.3

謎の彗星の大接近で世界中の機械や車が凶暴化。その中でも大暴れする巨大トラックたちに人々はドライブインで決着をつける———「ホラーの帝王」の異名を持つスティーブンキング監督作品。

機械たちが人間に反旗
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キュート・リトル・バニーズ(2017年製作の映画)

1.2

人口減に悩む宇宙人が地球で暗躍。でも間違えて野ウサギと合体。それでも無理やり人間女性を拉致するが、思わぬ反撃を受ける。

ムダに人多くてムダに群像劇でつまんない。半分にして、うさぎの数を倍にすればいい
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.7

ある日、森の中、クマさんに出会った。コカインだらけの道、クマさんとコカインを奪い合った。

ネコにまたたび!イヌに馬蹄!そしてクマにはコカイン!!!!

まさかの実話モチーフで描かれるクマは最初から最
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

2.9

前作から5年後。また現れた古代サメ vs ジェイソンステイサム。だけじゃなかった!その他もろもろも暴れ出すシリーズ2作目。

もはやサメ映画じゃなくてパニック映画!

海だけじゃ飽き足らず、陸でも海底
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.1

中国に近いマリワナ海溝。古代から隠れていた全長23メートルサメ vs ジェイソンステイサム。

古今東西サメ映画を混ぜ合わせてぐつぐつ煮込んだような作品。

特に「ディープブルー」と「ジョーズ」の大作
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ジャッキー・チェンの醒拳(1983年製作の映画)

2.6

極悪カンフーを操る兄弟 VS 平日の昼間からごろごろ~ごろごろな従兄弟 & ジャッキーチェン(ニセ)が激突するカンフーアクション。

映画本編よりも撮影スタッフの苦労や編集の大変さの裏側ばかり考えちゃ
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クレージーモンキー/笑拳(1978年製作の映画)

3.3

笑えば笑うほど強くなるわけではない!むしろ喜んで哀しんで怒った先に笑うと全身に力がみなぎり、無敵になるジャッキーチェンを描いたカンフーアクション。

アクションシーンの面白さは現代でも見入っちゃうほど
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バトルランナー(1987年製作の映画)

2.9

2017年。テレビだけが民衆の数少ない娯楽となった世界で、1番人気は凶悪犯が命を賭けて逃げ続ける鬼ごっこ。そのなかに葬られた闇を暴くのは、冤罪で逮捕された警察官シュワルツネガーだったのだ。

これは闇
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ツインズ(1988年製作の映画)

3.2

極秘の遺伝子実験は大成功。ただし誤算は双子だったこと。生き別れの兄を探すため旅立ったのは、エリート男性6人分の完璧な遺伝子情報を持つ35歳のシュワルツネガーだったのだ。

パッケージ通りの双子の違いっ
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.3

ある日、森の中、出会ったのはやっぱり熊なんかじゃなかった!もっとツルツルで首がとてつもなく筋張ってて口がプレデターで!

子供向けホラーて宣伝しなきゃだめー!
公開日も夏休みにしなきゃだめー!

"そ
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.1

ある日、森の中、再起を懸けるホラー監督はオカルトとカルトに出会ってしまう。しかも白石晃士ユニバースのあの人やこんな人までおまけに!

そんな白石監督マニアにはたまらない色々な人と再会できる映画で、過去
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戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.7

自ら倒すしかない最悪の敵に挑むP工藤、段差を指摘してくれる優しくて強いD市川、パニックに陥った瞬間のあたふたが見どころのカメラマン田代によるシリーズ最終作。

まさかのディレクターじゃなくてプロデュー
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カルト(2012年製作の映画)

3.7

心霊番組のレポーターに選ばれた女性タレント3人を待ち受けていたのはおばけじゃなく、凶悪カルト教団と最強霊能力者だったモキュメンタリー。

「オカルトの森へようこそ」を美味しくいただくために改めて見てみ
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.8

実習も終わった束の間のひと時、田舎の祖父母宅に戻ってきた看護学生。だがそこでまぶたを縫い付けたくなるほどの世界の真実を知る。

ふしぎの国に迷い込んだ古川琴音、みたいなお話。

このふしぎの国がとにか
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白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.3

ホラー監督白石晃士の元に送られてきた心霊映像から、隠されていた人間の狂気と愛憎を暴くモキュメンタリー。

「決して送ってこないで下さい」ていうタイトルがどしどし送ってきてもらって新作のネタにしたいまん
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三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

3.3

三軒茶屋の角地で心霊現象が多発する劇団稽古場があった…。幽霊が映りすぎて地上波放送NGになったこの魔境を撮影隊が徹底検証するドキュメンタリー…?

普通はニセモノぽい心霊映像をさまざまなハッタリを駆使
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夢千代日記(1985年製作の映画)

3.0

兵庫の温泉街。長年原爆症に苦しんでいた芸者のおかみは重い罪を引きずる謎の角刈り男と出会い惹かれ合うが、残された時間はあと半年。

悲恋を描いてるから全編どんより暗め。

それにほかの登場人物のエピソー
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.5

0-31で大敗して世界中から嘲笑われた日から10年。FIFAランク最下位の米国領サモアに招かれたのは、気性の荒さでアメリカを追われた元名監督。勝つのは無理だからせめて初得点をと託された期間はたった4週>>続きを読む

ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦(2014年製作の映画)

3.3

0-31で大敗して世界中から嘲笑われた日から10年。FIFAランク最下位の米国領サモアに自ら希望してやってきたのはアメリカ人監督。国外から選手を呼び寄せ、練習方針を見直し、4週間後の予選に挑む姿を描く>>続きを読む

どですかでん(1970年製作の映画)

3.6

戦後のスラム街。貧しくもいきいきと暮らすクセの強い人たちを8つのエピソードで描く群像劇———黒澤明監督作品。

同じ原作を映像化した「季節のない街」と見比べてみたよ!

まず暗さが桁違い!
独立したお
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

3.5

ドリトスやチートスなどの人気スナックを製造する会社は不況とライバル社の勢いに押されて業績急降下。そこに"チートス 激辛チーズ味"という起死回生のアイデアを持ち込んだのは工場勤めの用務員だったのだ———>>続きを読む

輪廻(2005年製作の映画)

4.2

35年前に起きた無差別殺人事件を題材に映画を作る監督の前に現れたのは新人女優。絶対に彼女を起用しなければいけない衝動に突き動かされるまま、クランクインを迎えてしまう———清水崇監督作品。

おもしろい
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女優霊(1995年製作の映画)

3.3

撮影済みのフィルムに別の映画が映り込んでいるのを発見した新人監督。その日から不可思議な現象が撮影現場を襲う。

平成初期の大作ではない撮影現場の裏側を覗き見れる雰囲気が楽しい!
柳憂怜さんに独特な弱々
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

建築家でありながら心霊調査員として周りから気味悪がられていた男に舞い込んだ依頼。それは過去に調査した村シェラ・デ・コブレに繋がっていたのだ。

怖くない!!!!けど、気味は悪い!
時代的なものもあって
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

全国への夢が終わった合唱部部長の中3男子。失意のなか現れたのは足長ヤクザ。低音関西弁で告げたのは「歌がうまなるコツ教えてくれへん?」

こんなん卑怯やん!綾野剛さんの関西弁えろすぎるし、さんざん振り回
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.3

PMS(月経前症候群)とパニック障害という理解されにくい疾患を抱えるふたりは、小さな会社で出会う。その出会いは夜空の星のように朧げだけど、瞬くほど夜明けに近づいていく———三宅唱監督作品。

これはお
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.1

8人の男と女に巻き起こる"いつも通り"のありふれた出来事。そんないつも通りを超越する瞬間を目撃せよ。

これはお酒とおつまみがすすむやつ~🤤
根本宗子さんの舞台を自身の脚本で映画化したものだけど、舞台
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.3

子供のできない夫婦は森で男の子を拾う。すくすく成長したが、ある日を境に本当の力が目覚め周りを傷付けはじめる———ジェームズガンプロデュース。

これは「ザ・ボーイズ」の前日譚(大嘘)
うっすらしか知ら
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ハード・パニッシャー(2013年製作の映画)

2.8

強盗を邪魔された腹いせに老夫婦は生きたまま火をつけられ焼死。哀しみで復讐の鬼と化した息子が最強の特殊工作員だったことから、警察と軍を巻き込んだ復讐劇がはじまる。

さぞかし情け容赦ないハードな作品かと
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ファンタジー・アイランド(2020年製作の映画)

2.3

願いをなんでも1つだけ叶えられる島に招待されたゲストたち。夢の時間はだんだん悪夢に変わっていく。

狐につままれたようなお話🦊

豪遊、あの時こうしていれば的if、死者との対話、復讐、みたいないくつか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

ツギハギ顔面の悪魔的外科医によって家に閉じ込められていた絶世の美女。無垢な魅力で男たちを翻弄して大陸横断の冒険に旅立つが、そこで知った世界の広さにとめどなく成熟していく———ヨルゴスランティモス監督作>>続きを読む