このレビューはネタバレを含みます
この系統の話はよく分かるので、観ているのが辛い。
老年性アルツハイマーと若年性ではまた違った苦しみがあると思う。ほんの少し前までは聡明であった自分を知りながら、病気が進行していく事実を受け入れることは非常に酷。それでも懸命に努力をするアリスは素晴らしいと思った。また、家族、特に子供たちはまだ若いのに、母親の病気を理解し支える力強さも素晴らしい。
アリスのスピーチには涙。「苦しんでいるのではなく、闘っている」という言葉がとても響いた。
若年性アルツハイマーを理解するのにいい作品だと思う。自分であれば認知症になったなら死を望むだろう。