どらどら

アリスのままでのどらどらのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
4.6
-There is nothing lost forever.
-It was about love.

アリスの病気を中心とした周囲の人の戦いを、現実と愛の両輪で見事に描ききっている。

アリスの症状の進行に周りの現実は合わせてくれない
家族も自分の生活を守らなければならない

それでも母であり妻であるアリスへの愛は変わらない
時に苛立ちながらも、愛をもって立ち向かう家族の姿に心をうたれる
NO SECRETっていうシーンが一番刺さった

しかし、何より彼女自身が一番戦っているのだ

家族性アルツハイマー病という難題に立ち向かう家族の姿
これは愛の物語である。

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主演女優賞は当たり前なのですが、意識の不鮮明をボカシで表現するやり方はすごく新鮮でした。
大体金属音みたいなのと共に周囲を回転させるみたいなイメージがあったので。
病気への正確な理解に基づいた良作だと思います。
自分だったらどうするか、それぞれの立場で考えさせられる。
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