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ボーダーラインのmorimotoseiichiのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.3
 昨日観た『ウインド・リバー』の脚本・監督テイラー・シェリダンが脚本を担当している映画。『ウインド・リバー』と同じくアメリカが抱える問題を描いたもので、この映画ではメキシコの麻薬カルテルがアメリカを含む周辺国にどのような影響力を及ぼしているのか、国を超えた大規模な麻薬取引がいかに対処の難しい問題なのかを描き出している。CIAとFBI、およびその他の政府系組織の管轄と権限が微妙に重なりつつも独立しているという縦割りの問題もうまく表現されている。

 いろいろと都合よく物事が進みすぎるのは映画なのでそんなものかと受け入れて、どちらかというとアクション的要素を評価してもよいのかもしれない。個人的にはそこにはほとんど興味はないけど。ともかく、全体として楽しめたのでまずまず。

 2020年11月24日(火)にAmazon Prime Videoで鑑賞。