せいけ

ボーダーラインのせいけのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.0
なんともスッキリしない終わり方
もちろんいい意味で
この映画全体を支配するベニチオデルトロのダーティーな存在感
もはや感情などとうの昔に捨てましたよとばかりに極悪非道な操作を続ける
あまりの徹底ぶりにこの作戦の行く末が気になってしまう
まさしく怖いもの見たさ
この男の憎悪に情状酌量などという境界は存在しないので本当に見なければよかったという気持ちになる
エミリーブラントの疎外感、正義感も含んだ演技も作品のテーマ的にまた深さをもたらしていた