「悪の法則」で知ったメキシコの麻薬組織(カルテル)の恐ろしさ再び。
本作、のっけからぶっ飛んでるので油断禁物。メキシコ名物(なのか？)の見せしめ殺人の死体描写もあったり、随所に背筋ピーンとなるシーンあり。グロ弱な方は事前に“麻薬カルテル”で画像検索して耐久テストするといいかもしれません。
話の筋は、泣く子も黙る麻薬カルテルのラスボスをしとめるため、極秘捜査のメンバー入りを命じられたFBI捜査官ケイト（エミリー・ブラント）がチームの“悪をもって悪を砕く”やり方に反発、葛藤する話…なんだと思う、たぶん。
なのに、ケイトの善悪のボーダーラインなど正直どうでもよく、コンプライアンス意識低い系の私はむしろ巨悪な麻薬カルテルを一掃しようと、正規のやり方を通そうとするケイトに疑問と苛立ちを感じてしまう。
捜査チームの番長であるコロンビア人のアレハンドロのやり方は、超法的かつ危険。しかも原動力は正義感ではなく復讐という私情。
それでも、結果にコミットするんだからいいじゃないか。
♯耳なし芳一タトゥー
♯GWはカルテルランドへ
♯トンネル名人の麻薬王チャポをリドリー・スコット映画化。レオ主演？
