「いいミュージカル」
サーカスの興行主の主人公が、反骨芯を糧に、成功し、自らの幸せを見つけていく作品
ストーリーは成功と失敗を経験した先にある幸せを見つけるもので分かりやすく良かった。ミュージカルシーンは、舞台を利用しながら演劇的で平面を利用したものであったが、歌唱力を大勢の息のあったダンスで圧倒してくれた。
◆主人公と若手劇作家が手を組むシーンのミュージカルが1番良かった。動きに一切の無駄がなく、バーテンも抜群の合いの手を入れてくれるので、加速する物語に加勢していた。評論家の「人類の祝祭」という言葉は、素晴らしい表現で、生きる喜びを皆が感じられる本作にピッタリである。