映画というよりはショーを見た気分。音楽がとても雰囲気を盛り上げてくれ、喜怒哀楽の感情を揺さぶられる。俳優のセリフもミュージカル風であることが多く、そこから話が展開されていく。
ストーリーは主人公P・T・バーナムが、勤めていた会社の倒産を期に、バーナム博物館を設立し、ショービジネスで成功で収めていく。ショーでは社会的にうまく適合できない人々を集まめ、彼らがショーによって自分の居場所であることを見つけ、徐々に自分の誇りを持ちながら生きていく。
ミュージカル映画は初めてであったが、感情が揺さぶられ、楽しく鑑賞することができた。ただ、ストーリー性についてはあまり感じられず、映画という評価ではやや物足りなさも残る。しかし、この映画こそ、映画館で鑑賞することで本来の良さが発揮されていると思う。
