Kohtaro

グレイテスト・ショーマンのKohtaroのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
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深みはないけどエンターテイメントとして最高な作品でした。

主題である差別に立ち向かうマイノリティーってのはあまりにアメリカ的すぎていかにもハリウッド映画だなぁと見てて鼻につくし、主人公以外のキャラクターの心情変化も丁寧に描かれているわけではない。でも音楽シーンの迫力といったらもう他のどんなミュージカル映画にも引けを取らない。

BPMの高い楽曲。それに同調するかのような短いカット割り。ラ・ラ・ランドの製作チームだということが一目瞭然なカメラを振りまくるカメラワーク、決め絵ではライトの数が少なくなる照明。音楽シーンの合間はできるだけ短くされてて、一切の中だるみが存在しない。

ハリウッドのアクション映画には脚本に深みがないけどアクションの迫力はピカイチみたいなイメージがある人は多いと思います。この映画はそのミュージカル映画版。

でもどんな批判がこの映画に来ようとも、どんなにエンターテイメントで深みがないと言われても、それはバーナムのサーカスと同じ。

見終わった人はみんな笑顔になる。
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