えっと、まず好き嫌いで言うと、「嫌いではないけど…」っていう風になりますね。歌とダンスは素晴らしいと思うんだけど、色々ツッコミどころが多すぎるのでここに書いておきます。
まず、これ今やって大丈夫な内容なの？！！！
多様性が声高に叫ばれるようになった昨今において、バーナムがショーの出演者達を見下す姿勢を常にとってるのはどうなの？と…ショーの中でしか、多様性を認めない姿勢。ここがどうしても…どう取っても「なんか解決した？」って思わざるを得ない。
バーナムっていう男がな……常に夢を見てるような奴で、自分を信じて疑わない。最もらしく解釈するなら、「夢に囚われた」って表現するのが1番かなと。そこは『ラ・ラ・ランド』にも通じる現実のシビアさの現れだと思うし、まあ悪くもないのかなと思えてきてしまう。
また、バーナムがパーティから皆を締め出すシーンとか、フィリップがやたらと周りの視線を気にしてるのも、世間に対する体面の難しさかなと思いつつも、なんか1本筋が通ってないなあ…と思ってしまった。
後半がとてつもなく『SING』。
ザック・エフロン可愛い。これでかなり許してしまった。
この映画を総括するなら、「音楽にのせてえええ！！！！！PTバーナムの人生流してくぜ！！！！！イェェェェェイ！！！！」って感じだった。
