このレビューはネタバレを含みます
歌とダンスが圧巻…!
ミュージカルがメインなのでストーリーはあくまで薄め。
バーナムさんの『成り上がり』たる所以は、大衆に向けたエンターテイナーにも、美への奉仕者にもなりきれなかったことだと思う。彼の視線と愛は、あくまでも家族にしか向いてない。個人的な好みとして、職業モノなら、仕事を愛していてほしい。
そういう意味じゃ、相棒の彼の方がよっぽど『グレイテスト・ショーマン』なのよね。
サーカスの人たちから「家族みたいに思ってる」って言わせちゃうのも。だってあのとき、バーナムさん、サーカスメンバーのことなんか考えてもいなかったでしょう。あれで歌って踊っていい話ふうにされちゃうのはなんだかなぁ…
史実のバーナムがどんなふうだったかは知らないので、もしかしたら映画はこれでもマイルドな表現なのかしら。
ミュージカルシーンは本当に、わくわくするような映像美なのでこのスコア。