このレビューはネタバレを含みます
好きそうって分かってたのに見逃してたから轟音上映を観てきた!
泣いた
7回くらい泣いた 終わりの方とかさすがにもう涙枯れたよなって思ったのに泣いた
以下、ばらばら感想(自分用メモ)
約束されてることを約束通りにやってくれる感じ……好き……(王道好き)
ディズニーアニメを観てるような感覚
ミュージカルもの、好きじゃないわけがなかった。
轟音で見て良かった、最初の少年時代の主人公が妄想してる歌のシーンで、ドン!という足音まで響いてきて臨場感があった……
泣いたのは、、沢山あって全部思い出せないけど
冒頭の主人公少年の歌のシーン
屋上で洗濯物に囲まれながら奥さんと二人で歌うシーン
娘が「バレエシューズ」と言うシーン
女性歌手が圧倒的歌唱力で歌うシーン
奥さんが一人家で歌うシーン
サーカス会場が火に包まれるシーン
ラスト
あとどこ泣いたっけ、、大体常に泣いてた、、
これは願いを叶えるマシーンだよ、とお父さんが手作りおもちゃを見せるシーンで
娘のうち、妹の方?が「サンタさんと結婚したい」と非現実的な願いを言うのに対し
お姉さんの方が言ったのは「バレエシューズが欲しい」と、お金のある家庭なら叶えられそうな現実的な夢で、でもこの家庭では届かなくて……
それで奥さんと気まずく顔を合わせて、で、奥さんは何を願うのかと思ったら
「この幸せがずっと続きますように」で泣いた
何も新しいものを願ってない、今が幸せだよと、(おそらく)夫に向けて言うのが、、😭
奥さんが一人家で歌うシーンは、冒頭の夫婦二人で洗濯物に囲まれながら歌ってるシーンを思い出して(カーテンが洗濯物と重なるように見せてるんだろうな)辛かった
思えば主人公は、少年の頃から「人を笑顔にする」のが好きだったんだろうな。奥さんと出会ったときも、面白おかしいことをして笑わせてた。
そして奥さんは主人公のそんなところに惹かれたんだろうなと思ったので、途中主人公がそれを忘れかけてしまうところは辛かった。。
音がリズミカルに歌に使われてて良い。コンコンとチラシをトンカチで打っていたり、バーでお酒使ったりとか。バーのシーンはお行儀悪いけど笑 私も机の上に立って歌って踊ってみたい……笑
一個気になるのは女性歌手とのその後……あの歌手さんがかわいそう。女として主人公に迫ってる歌手さんが悪いんだけど。。あの人も心がどこか満たされない人だったので、「金儲けの道具として利用された」と思って別れて終わってたら悲しい。でもカットされてるだけで主人公も謝ってると思うし、彼女の実力ならいくらでも成功できると思う……そう願う……
あとアン、スパイダーマンのヒロインの子じゃん!!と思った。ほっそ……筋肉ついてて背高いけど私と体重同じくらいなのでは?と思ってしまった
ウィキに180センチとあってびびった ほんとに高いんだね……
これに低い評価つけてる人ってどういうこと?!と思ったけど、読んでたら、主人公のやってることが好きになれないっていうのが多いのかな。。?
たしかに船の嘘の担保は悪いことだけど誰も傷つけていないし、物語の中ならそんなに気にならなかった。
あと「マイノリティを利用して金儲け」というのも感想にちらほらあったけど、サーカスのメンバーは、みんなに笑われて隠れて生きていたのを、長所として生かして救ってくれたと捉えてそうな気がしたけど……??
(途中は金、成功を求めて蔑ろにしてたけど……)
すべてを失ったとき、サーカスのメンバーの方から主人公の元へ来てたけど、主人公の方からきちんと謝りに行ってたらより良かったかなとは思った。
しかし、物語だからハッピーに夢ある話として描いているけど、実際に貧困から富裕層までいけるのは一握りだろうし、
差別されるような人たちがそんな簡単に「言葉の刃」を気にせず生きる!これが私!とも言えないだろうなと考えて苦しくなった。
私は五体満足だけど、生まれつき食物アレルギーはあって、それですら人の言葉で嫌だなと思ったことは何回かあり忘れられないし、目に見えない食物アレルギーでもそうなんだから、嫌なこと沢山あると思う。。。
アンの歌にあった
「あなたたちにあの視線はわからない」
という言葉が悲しく、たぶん、実際そうなんだろうなと思って苦しい。
たまたまこの体に生まれただけ、その人の責任ではない、ということを忘れないようにしたい。
あといつもいる酷評家、今で言うアンチかなと思って笑ってしまった。アンチの方がその辺の人よりも足繁く通うという。逆にファンじゃん。。
今、コロナでサーカスみたいな「人を幸せにする芸術」はなかなか披露できなくなってしまい、ライブが好きな人間としては悲しい。
早くコロナが収束して、サーカスとか舞台とかライブとか、そういう人を笑顔にしてくれる芸術を披露できる世界になってほしい。