近藤健太郎

グレイテスト・ショーマンの近藤健太郎のレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.2
「ジャンボ」は何故「巨大な」という意味なのか?
以下しばし余談

この下りは映画にはでてきませんが、この物語の主人公のモデルとなったバーナムが手に入れたアフリカ象の名前がジャンボ。
バーナムが宣伝したことで、元々はこんにちはという意味だったジャンボが「巨大な」という意味になったそうです。巨象ジャンボは機関車にぶつかって最期を遂げますが、主人公バーナムはそんな時も
「ジャンボは他の若い象を助けようとして機関車にぶつかった」
と、喧伝します。するとお客様はジャンボの追悼のため、パーナムのイベントに金を払って殺到します。
商魂たくましいとはこのことです。

そういえば、幼児はサ行が苦手のため「ジャンボ」とは発音できず「ダンボ」と発音してしまいます。(要出典)
でもディズニーアニメの「ダンボ」とはあだ名で、本名はジャンボJr.です。信憑性あるかも。
🇯🇵「様」→ちゃま
「さん」→ちゃん
「です」→でちゅ
🇺🇸「ジャンボ」→ダンボ
さてはアメリカ幼児も「サ行」が苦手だな?

全く映画内容に関係ないことを曰ってしまいましたが、肝心の映画の方はというと、彩色豊かなすべてのシーンの要所要所でミュージカルのような歌が始まるのですが、終盤の何曲かを除いては場面に音響が合ってなく、違和感ありまくりで残念でした。ヒューが命を賭して歌った歌なのに勿体ない。

屋根の上で歌うなら屋根の、バーカウンター(1度目)で歌うならバーカウンターの、それなりの音響があるはず。
なのに、それらは無視されてサントラを上乗せしたような歌に口と演技を合わせてる、そんな感じがしました。
歌自体は鳥肌ものなのに。本当に勿体ない。

それでも終盤のバーカウンターで(2度目かな?)の全員との合唱には涙が止まりませんでした。

現代サーカスの礎を作った男バーナムの「地上最大のショウ」の伝記物語。
そんな予備知識を全く持ち合わせずに、ただただララランドのスタッフというだけで観たので、豆知識好きな自分にはとても良い映画でした。
「地上最大のショウ」も観たいけどこちらにはバーナムは出ないみたい。

観てる途中で、昔話の鼻垂れ小僧を思い出した。