なりかけゾンビ

ネオン・デーモンのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.8
『美』の表と裏を、芸術的な画と音楽で表現した映画


内容
田舎からロスへ上京し、トップモデルへと駆け上がっていくジェシー。しかし、美への執着心から生まれる嫉妬と憎悪が渦巻くモデル業界の中で自分を見失っていく。


絵画を見てるかのようにスローなカメラワーク
モダンで極端な明暗
ネオンの様に魅惑的な色彩
恐怖と幻想が入り交じった様な音楽
これらが組み合わさって芸術的すぎる映画になってる‼️


自分も小学生の頃からネオンサインを部屋に飾るくらいネオンが好きだが
ネオンは魅惑的な色彩を放つだけではなく、
歓楽街ではその光の先に、欲望が渦巻く恐ろしい世界が広がっている

この作品における『美』も同じで
エル・ファニングは白くて可愛らしくて吸い寄せられそうになる!
ただ、その先で待っているのは奢り昂り自分を見失っていく慢心や
それを妬み、這いつくばって血肉を吸ってでも美を奪おうとする欲望から生まれた狂気

ネオン『デーモン』どころじゃなくて
『サタン』級www


個人的にエモい作品に触れたくなる3月にこの作品を観られたのが特に大きかったかな😆
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