すごく勉強になるし、面白いんだけど、疲れるwオッペンハイマーの伝記映画
内容
他国との競争の末、必死に作り出した原子爆弾。しかし、日本への原爆投下による惨状、止まらぬ軍拡競争、赤狩りに巻き込まれ疲弊していく。そして人類に〝人類を滅ぼす力〟を持たせてしまった責任感に苛まれていく。
学生の頃の記憶では、オッペンハイマーは教科書で『優秀な学者で原爆を作ったが、広島・長崎がここまでの惨状になるとは想定できていなかった』
という形で紹介されており、
オッペンハイマー個人の責任がかなり重めに記載されていた印象…
でもこの作品を観ると、
原爆が他国（ナチスやソ連）との競争の中で作り上げられたものであり、
オッペンハイマーが作らなくても他国が作っていたし、使っていたであろうことが知れた
その後の彼の人生の悲惨さも色濃く描かれていた印象
原爆が投下されたことへの自責の念と周囲の賞賛との乖離
批判も虚しく、進み続ける軍拡競争や水爆の研究
核兵器推進派の科学者や政治家、他の物理学者からの因縁などにより赤狩りに巻き込まれていき、誰も助けてくれない…。
観てて辛い😭
ノーラン監督なので、今作も時間系列を巧みに入れ替えて描かれていて、飽きる時間はなかったけれど、
それでも3時間は長いwww
そして登場人物が多すぎて、誰が誰なんだか分からなくなってくる🤣
あとは事前に冷戦下のアメリカで起きた『赤狩り』について知っておかないと、日本人には分かり辛い構成になっていたように感じてしまった…
当時のハリウッド業界で起きた赤狩りを描いた作品
『トランボ-ハリウッドに最も嫌われた男-』はオススメです👍
