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ネオン・デーモンのmihoのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
3.8
美しさと残酷さと暴力と、
潔癖なまでの美術、そこにナイフを
突き刺す。破る。ドバーッ。

今回もレフンワールド全開です。
美学全開です。

モデルの世界は大変。
それを幻想と極端さをスパイスにして
創造しているレフン味の映画。

私になりたいんでしょう?
手入れまくって求められてる
理想の姿になるわ。
嫉妬!超嫉妬!!
...てのを突き詰めるとああいう表現になるのか。変態!だけどちょっと笑えたのは
あの子らがああいう風に喰って、
吐くという事に対して浅はかな考え・行為で、その浅はかさ薄さが狂気でありそれをモデルにさせるっていうのがステレオタイプな皮肉だなと感じたからなのかも。

ダークファンタジーですかね。
三角のあれとかSFっぽさもあったけど。
リアリティは求めてないな。
あの業界にいそうな人々も偏っていて
レフンの世界に必要な要素だけ入ってる。
あとは削ぎ落とし。

衣装とかヘアメイク、そして画作りが圧倒的にきれいなのでやっぱり評価上がっちゃう。
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