みゅうちょび

ザ・ブリザードのみゅうちょびのレビュー・感想・評価

ザ・ブリザード(2016年製作の映画)
2.9
実話。素晴らしい話だね!原題のThe Finest Hours は、多分奇跡のような最高調なことが起こる時間てことなのかな。

ディズニーだな〜っていう作りで、安心して観れます。

でも、他のレビュアーさんも言ってたように、確かに男の世界にとどめて欲しかった感。

電話だけで意気投合した海難救助の海の男バーニーとむっちり強気で可愛い電話交換レディーのミリアムの初デートから物語は始まります。
熱烈に愛し合い結婚まで誓いながら、ある大嵐の夜バーニーは嵐の中の事故で真っ二つになってしまった巨大タンカーの救援に向かうことに。

タンカーで必死にその状況と闘うクルー達と無謀なほどの嵐の中の救援に向かう小さなボート。そして、ジワジワと迫る感動させるわよ〜オーラがバリバリな恋人のミリアムの勇気ある行動とか…それでも、
緊張感ある男達の死闘を保つべくミリアムも男バリに強い女の子として愛する男を助けたい一心で頑張ります。

海のシーンの迫力は充分あるものの、とにかく暗い夜の海で、ちょっと起こっていることが分かりにくいのが残念。大好きなジョシュ・スチュワートが船の外に出て初めて船が真っ二つになっていることに気づくシーンとか、見せ方が今ひとつだな〜。

なんだかいかにも田舎の男前的なクリス・パインが良かったです。大波を潜って何かに操られるように小さな救命ボートの舵を切って行く姿。海を知り尽くした男が波と呼吸を合わせて行く感じ。確かにそうでもなければ乗り切れなかっただろうと思うほどの荒れた海。これが実話だから凄い。

片やタンカーで頑張るケイシー・アフレックも船を知り尽くし、真っ二つになったタンカーの沈没をいかに遅らせるかと時間との闘い。できうる限りの手段で粘ります。
仲間から、「お前はひとりみでなにも捨てるものはないから信用できん!」みたいなこと言われちゃうの…これを言われてからの彼の船への想いみたいなのが強く伝わってきてジーンときた。

大好きジョシュ・スチュワートがちょっと活かしきれてなかってのが残念だけど実話にはないキャラクターだったようだね。

ディズニーだからね。安定の面白さがあり楽しめた。わたしは、まんまとハラハラし、まんまと感動しました!
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