地球の資源が枯渇寸前となったので、第二の地球を探しに選ばれし者たちが果てしない宇宙の旅へ。そして、その宇宙船内の様子をリアリティ番組として地球に送るためにTV関係者も同乗……って、その設定いるか⁉
まあそれはともかく、彼らの唯一といっていい娯楽が、仮想空間での別世界を楽しむこと。ある者ははるか昔の戦争を体験したり、またある者は山の風景画を描いたり。そんな中、テレビの女性司会者の仮想空間体験は、妙な日本語歌詞のロックを歌うバンドのボーカル。これが凄い。この映画の一番のハイライトといってもいいかもしれない。なぜならこの映画、さあこれからって時に、散々謎を残したまま唐突に終わりを告げるからだ!
