どうしてそこまでと思う反面、それは登るねと思わせる説得力もあって。
それは山と彼らをしっかりド正面から丁寧に描いてみせてくれているからだと思う。
密度はその都度変わってきたけれど、人生で続けていることはなんですかと問われるとわたしはスキーと答える位にはスキーをしてきたし、山に通ってきたけれど、自らで登ろうと思ったことも、コース外を滑ろうと思ったことも無い。
ある程度の技術はもちろん大事だけど、技術だけでは無理よ。結局ハート強くないと無理だよって思った。
山に登ろうとはこれからも思わないけれど、合宿の時の-20℃近くの冷たくて澄んだ空気と星空と充実感を何年も経った今もよく覚えていて、これはきっと一生忘れないんだろうなあ。