ねじまき

ブルックリンのねじまきのネタバレレビュー・内容・結末

ブルックリン(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

この映画の色彩が好きです。特に主人公がいつも身につけている緑色が印象的でした。

当時は、海を渡るという行為は人生を乗り換えるようなものだったのかもしれませんね。海の向こうには、文字通り違う人生が待っている。なんだかロマンを感じてしまいます。ただ他の人生を選ぶという事は、当然捨てなければいけないものもあるわけで。
ブルックリンという街は、色んなものを過去に置いて来た人々の集まりだったんですね。
一人で海を渡る女性が多く描かれていました。きっと辛い時代だったのだと思います。

でもやっぱり所詮現代っ子の自分。主人公の行動は、どうしてもただの裏切りにしか見えないのです。あんなにムカつくキャラクタである、ミスケリーの言葉も逆にスカッとするほどに。
うーん、でもその後の主人公の表情…考えさせられました。

最初の手紙は時間がかかる。甘くない大人の映画。
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