ねじまきさんの映画レビュー・感想・評価

ねじまき

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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ラストシーンの体験についての記録。
あるキャラクターをフォーカスしたカット。カットが切り替わった瞬間は可笑しさを感じましたが、そのキャラクターの目線の演出とカットの編集に、作り手の意図を感じてゾッとさ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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緊張感。没入感。鑑賞後の、揺らいだ現実の中を歩く感覚。
ネトフリ配信作品ですが、これは映画館で観る事をオススメします。

追記:配信サービスが公開プラットフォームとなる事例が一般化してきたけれど、フィ
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バービー(2023年製作の映画)

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素晴らしい作品です。
半年以上前から楽しみにしていた作品をやっと鑑賞する事が出来ました。公開前の盛り上がりも手伝って、期待値高止まり状態での鑑賞で、こんなに期待して観に行ってしまって、ガッカリな結果だ
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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これは用途不明の宝物を、漠然とした正義のために、自分達の目的を把握しないまま襲ってくる謎の集団と奪い合うトムクルーズ率いる所属不明チームの戦いの物語である。
自分でも何を言っているのかと思うくらいなん
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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ビジュアル面の素晴らしさについては、もはや言うまでもなしでした。「期待通り」以上は保証付きです。個人的には脳の許容範囲を超えてしまったようで、鑑賞後すこし頭痛を覚えました。少なくとも疲れます、どうかご>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

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最高。長年DC映画に感じていたモヤモヤを見事に吹き飛ばしてくれる快作でした。
ストーリー、キャラクター、ドラマ、音楽、そしてサプライズ要素と、どれを取っても今まで観たヒーロー映画の中でも最高水準の作品
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

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ロッキーシリーズにおいて、2以降毎回直面する作劇上の壁である、戦う理由。これさえ超えられれば、このシリーズは勝ち確定なんだと思うんですよね。
さて、今作は?やっぱりちょっと無理があったような気がします
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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良かったです。前作、ストーリーは楽しんだもののチームとしての活躍の要素に不満を感じた自分も、今回は大満足でした。
音楽がうるさい印象を少し持ちましたが、この作品のキャラクター達の素晴らしさの前では些細
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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音楽の申し子として全てを手に入れた主人公が、劇中、恐怖の意味としてしか音を受け取ることが出来なくなっている事が印象的でした。それを私達観客に擬似体験させる監督の演出力が光る作品。コレを映画館以外で体験>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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劇場でさえも、セリフが聞き取りづらい箇所が多いです。配信等の環境では字幕必須になるかと思いますので、そういう意味では劇場鑑賞を強く推奨される作品です。
以下感想です。


浜辺美波が可愛いすぎる。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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キツい映画でした。鑑賞後感が最悪。そのまんまの意味で。

自分の人生切り売りして、売れるものが無くなったら今度は人を食い物にして、それを繰り返すしかないなんて地獄すぎる。それに耐えられる鈍感さがない凡
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

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もっとバアバア泣かされるような作品なのかと思って観たけど、そんな事なくてビックリ。とてもドライな語り口。でもそれで良かった気がします。

「映画は画面に映る事が全て」スピルバーグの言葉。それを示すよう
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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待ちに待った日本公開。期待に期待を重ねての鑑賞でした。そんな高すぎるハードルを吹き飛ばす大傑作でした。
タイトルが表す、全ての事、全ての場所、全ての時間を経て、主人公エブリンが到達する結末とは。

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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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映写技師ノーマンの、あるセリフ「思い出せない」が心に痛く響いた。何かから逃げて、逃げ続けていると、逃げている自分に慣れてしまうと、その何かがどんなに大切だったとしても、その時の選択がどんなに辛い事だっ>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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評判に違わぬ、良い映画作品でした。
原作は連載漫画として、こちらは2時間の劇場体験として、それぞれ異なる場所を目指し、いずれもがひとつの到達を成し遂げている素晴らしい事例になったと感じます。

特に原
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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女王を演じたラモンダバセットが本当に素晴らしかったです。気高さと気品を持ちながらも、激しい感情を滲ませる演技に圧倒されました。

本編について。あるパートの音の演出や中盤の街の描写が特に印象的でした。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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作品の好き嫌いは別にして、作り手の勇気を感じました。それだけは間違いないと思います。こんな話、反発受けるの確実なのに。今はこの規模のバジェットで公開せざるを得ないだろう状況の作家が、よりによってこの話>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

プリンセス版モモカという存在と、ヒト時代のサネトシ先生の描写のいい塩梅の省略が、良かったです。
両者がひとを間に挟んで対決をしている神様といった感じで、物語のテーマのひとつである運命の要素がより強調さ
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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

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1年前、劇場で鑑賞。その時の感動が果たして本物なのか、もしくはただ勢いに流されてのものだったのかが判断出来ず、感想を書けずにいました。
今回アマプラの対象となったのをきっかけに再鑑賞。

やはり感動。
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

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大満足です。この難しい時代にエンタメ映画の素晴らしさを示してくれる一番星のような作品です。
興味を持たれている方はぜひ映画館へ!

犬王(2021年製作の映画)

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監督、脚本の座組に期待maxで鑑賞。期待しすぎました。ミュージカル映画特有の問題、歌のシーンで物語が止まってしまうのが辛かったです。観客も彼らのパフォーマンスを目撃するというライブ感を演出してのフルコ>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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自分はウルトラマンをあまり知らないので、ウルトラマン世代の人たちが喜ぶ要素がたくさん詰め込まれた作品、なのだろうなという想像をしながら鑑賞しました。そんな自分でも楽しい場面はたくさんあったものの、一本>>続きを読む

バブル(2022年製作の映画)

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荒木哲郎、WITスタジオ、虚淵玄に澤野弘之。よくもまあこれだけの面々を揃えたものです。
そして出来上がったこの作品。おそらくプロデューサー陣には、この座組みにした理由というか、具体的なビジョンというも
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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テレビシリーズからの大ファンなので、結末等知った者としての感想です。10年経った今でも幾原監督の演出は古びた感じがありません。スタァライトの古川監督の様に、演出手法を取り入れた方は出てきていますが、幾>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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原作未読です。とても楽しい作品です。作品が描く夢への優しいまなざしとエモい場面演出にはグッとくるものがあります。
しかしながら、主題部分以外の展開の雑さと主人公が周りに恵まれすぎている点で、イマイチ物
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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巨匠が手塩にかけて皆様に贈るこの作品は…昼ドラ?あ、現代のシェイクスピア劇とも言えるのかもしれません。リドリースコット監督って、ヒトがジタバタする姿を撮るのがホントに上手いですよね。

もっと格調を感
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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「想像しろ、超えてやる」
この映画のチラシの裏にあった煽り文句。「日本よ、これが映画だ」を思い出すような、かなりビッグな煽りですが、果たして結果は。
ネタバレ防止のため、コメント欄に書きたいとおもいま
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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とりあえずまずは観て欲しい。面白いし。

今この作品が発表される意味を皆で考えるというのはいかがでしょう。
えっと…まだ間に合いますかね?

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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カーネイジの最大の敵はヴェノムでは無くレーティングだったとは。

とても楽しんで観ることが出来たのですが、物足りなさもかなり感じる作品でした。前作で観た事のあるくだりが多く、展開も想像の範囲内といった
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

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話の内容が内容なので、面白かったというのは変な感じなのですが、面白かった!
2021年現在においてもこの問題の困難さを感じてしまうのが、とても複雑な気分です。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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いつものヴィルヌーブ監督。惑星アラキスという異世界をじっくりたっぷりと描いていく作風で、ストーリー映画というよりもネイチャードキュメンタリーを見ているような感覚。

原作ファンからすると描写に物足りな
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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これまでの自分にとってジェームスボンドは、昔ながらのヒーローのようなアイコン的存在で、ボンドその人の感情だとか人間関係だとかは、ぶっちゃけ関係ない感じのキャラクターでした。

それが今のクレイグボンド
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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こんなにシンプルでストレートな少年漫画がドル箱コンテンツになっている今の日本に不思議を感じます。本当になんでなんだろう?

キャラクター達のやり取りの楽しさや、シリーズの華であるバトルシーンのクオリテ
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少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド(2020年製作の映画)

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この手の作品には全く触れて来なかった自分ですが、新しい地平を開かれた思いです。

この作品の後にテレビシリーズを追いかけて鑑賞しました。その結果分かったのですが、テレビシリーズの総集編にあたる今作。編
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

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テレビシリーズ放映時以来の久々の鑑賞。これまでのテイストから覚悟はしていたものの、ハードな鬱展開にげっそりしてしまいました。
世界観はメチャクチャ魅力的なので、この先どんな世界が待っているのか続きがす
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