ぽてち

ゴースト・イン・ザ・シェルのぽてちのレビュー・感想・評価

2.0
スカーレット・ヨハンソン主演でハリウッドが実写映画化した作品。予告の段階で観ようかどうしようか悩んだ挙句、劇場で観るほどのものでもないと思いパスした。
『ブレードランナー』のパクリ的なイメージであふれた謎の都市が舞台。登場人物は普通に英語をしゃべっているが、ビートたけし(とクレジットされている)演じる荒巻は普通に日本語でしゃべる。相手は英語で答える。まあ義体化されていて自動翻訳機でも内蔵されているんだろうが、そんな説明は一切ない。素子(別の名前で登場するのだが、本当はこうだった)の使う光学迷彩もなんの説明もない。
公安9課に所属しているらしいが、いつから少佐だったのか謎だ。原作とかなり設定を変えているので辻褄合わせが必要だと思うが、そんなものはすっ飛ばしている。このへんの割り切り方がすごい。さすがハリウッドだ。
結局、原作の設定を大きく変えたことによって生じたひずみは無視、かっこいい未来世界を描きました的な映画だった。中国資本(香港)が加わっているためか、本来日本人が演じるべき役を中国人がやっていて腹立たしいが、よく考えてみるとスカーレット・ヨハンソンが主役という時点で無理がありすぎだった。
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