もこもこくじらーたいちー

ゴースト・イン・ザ・シェルのもこもこくじらーたいちーのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヒューマンドラマを入れて対立構造の複雑さやアクションとかが中途半端になってしまった感じ。
9課の活躍とか、ネットとの融合とか、SACや押井守版の要素をちょびっと匂わせて、ルックをブレードランナーに寄せた何か。
ネットと融合して個を脱した上位存在へ移行するという側面より、クゼと一緒にどこかへというラブロマンス要素を強めにしていて、しかもそれを素子に断らせるというとこが非常にハリウッド。
攻殻機動隊として見たら方向性がまるっきり違うし、普通のSFとして見たら割とよくあるテーマで見たことあるルック(かっこいいはかっこいいのだが)なので物足りない。
東アジアごちゃ混ぜで素子の母親の家とか活動家時代の隠れ家とかがチャイナ風なのは移民ごった煮状態のアメリカという設定ならアリかなと思える。
部長はマジで荒巻じゃなくて北野武だった。