ゆえん

ゴースト・イン・ザ・シェルのゆえんのレビュー・感想・評価

3.8
原作もアニメも全く見たことがなく、前知識としてはキャラクターのビジュアルだけ、という状態で鑑賞しました。

「記憶」はとても曖昧で手放しに信用ならないものだなあ、と思いました。
正義とか自分の信じていたものが崩れてしまうことの恐怖感をすごく感じました。
その点、少佐は強かなのですね。
自分の判断に誇りを持って行動する姿は美しかったです。

前知識がなかったからか、社会の構造をしっかりと理解できないままでした。
「人間」がマイノリティなのか?
脳(=ゴースト?)がない義体は「ロボット」なのか?
首にソケットがある方々は「人間が部分的に義体化したもの」なのか?
アンダーグラウンドばかり出てきていたけど、所謂「一般人」はどこでどのような生活をしているのか?
まあ、この辺は理解せずともちゃんと楽しめましたが笑
でも、もう少しだけ「世間的には義体化はどのように捉えられているのか」とか「総理の立場」とかも見せてもらえた方が劇中の登場人物のそれぞれの考えや立場が解りやすかったのかな、と思いました。
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