大切な人との別れの後に人生折り返し地点過ぎてもまだまだ歩いてく
リリー・トムリンとジュリア・ガーナーの見事な演技と化学反応。祖母エル✕孫セージ、中絶費用の資金集めに知人を訪ねては駆け回る1日。旧友や腐れ縁どのあれこれに奇しくも対峙・向き合っていくパンクなお祖母ちゃんの過去と性格、世間に物申したい喧嘩っ早さ。やっぱりガマンは体に毒？人生は選択の連続でそこには後悔が付きまとうこともあるだろうけど、ここにいることはここにいないよりマシ。ドラメディっぽさとロードムービーっぽさ。噛みついた尖ったユーモアのセンストと確かな空気感やテンポ、ふとしたときのしんみりしちゃう感じ。けど最後は確かにあったかい。いい映画だった。
