パンケーキレンズ

SPY/スパイのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

SPY/スパイ(2015年製作の映画)
4.0
スパイ映画のAtoZを網羅する、ありそでなかったオバハンスパイコメディ♪

「付き合ってんのか!?」ってくらいメリッサ・マッカーシーとのコメディを連発しているポール・フェイグ監督は、撮影現場でも「英国スパイ」風スーツをいつも着てる、ちょっと変わったおじさん(こら)

今回はそんな監督のスパイ映画好きが炸裂したのか!?

前回あんまり面白くなかったサンドラ・ブロックとのバディコメディでの難点を、今回の映画で見事、挽回できてたような印象

そう!

コメディエンヌはメリッサ1人の方が破壊力があるって事

若干、ワンシーンワンシーンのボリュームが、普通のコメディの1.2倍くらいあるというか、「ぼそ」っとつぶやくボケや、微かに「クス」っと笑わすだけのボケが大量に設置されいて、笑えない人には苦痛でしかないと思われますけどねw

字幕が追いつかないほどのアドリブ的なセリフとか

ローズ・バーンのブチ切れとか

アホなジェイソン・ステイサムとか(←これが意外と革命)

『007』好きのハートをくすぐるキメの細かい笑いと、(スタントバレバレでも)キチンと手を抜くことなく撮られたアクションシーンが功を奏して、なんやかんやで好印象♪

セス・ローゲンとジェームズ・フランコの伝説のあの学園ドラマ『フリークス学園』は、ポール・フェイグ監督が実体験を元に脚本・製作したものだったのを最近知った!

ガールズコメディの可能性を開拓し続ける監督の、新生『ゴーストバスターズ』は一体どっちに転ぶのやら!?(予告でヘム様を出してくる辺りが憎い!)

あっ

ジュード・ロウ!

久々に、キラキラにカッコいいジュード・ロウを観た♪(何年ぶりよ!)

生え際が気にならんかったのは、ステイサムの頭皮のおかげか!?

そういう意味でも、ピアースでもなく、ローワン・アトキンソン(『ジョニー・イングリッシュ』)でもなく、ステイサムを持ってきたのは大正解!

あえてワザ(ステイサムアクション)を封印する観客泣かせが、「愛嬌」として機能してたのは、上手いバランス!

そしてこれ、エンド後も必見なやつよ♪