カフカさん

SPY/スパイのカフカさんのネタバレレビュー・内容・結末

SPY/スパイ(2015年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

【あらすじ】
CIAの事務担当(分析官?)スーザン・クーパー (メリッサ・マッカーシー) は、ブラッドリー・ファイン (ジュード・ロウ) の相棒。内勤の彼女は、現場で活躍するファインに敵の情報を提供するなどしてサポートしていた。

ファインは、核爆弾の隠し場所を知っているティホミル・ボヤノフを誤って殺害してしまう。ボヤノフの娘のレイナが核爆弾の場所を知っていると考えたCIAは、ファインを彼女の自宅に派遣する。
しかし、レイナによりファインは殺害されてしまう。スーザンはファインが殺害される光景を、彼から送られてくるリアルタイムの映像で目の当たりにする。

レイナはCIAの有名なエージェントの名前を知ってることを明らかにした。そのため誰がエージェントとして任務を担当するかが問題になる。
スーザンは、自身が現場に出たことがなく身元がばれることがないということを理由に、ファインの後継のエージェントに名乗り出る。
他方、ベテランのリック・フォード(ジェイソン・ステイサム)はスーザンに任務が与えられたことを不服に思い、CIAから去る。


【感想】
一言で言うと、頑張るカッコいいおばさんのスパイ映画だった。笑えるシーンも多い。
無双系のスパイ映画もいいけれども、スパイらしくない人が一生懸命活躍するこの映画も元気をもらえた。

スーザンは死体を見て気絶したり、バイクに乗って転倒したりするためスパイには向いていないように見える。しかし、俊敏に動き敵を倒したり、銃を的確に命中させるなどかなり凄腕のスパイである。しかも、相手が誰であろうとも怖じけずに言うべきことは言い、そして口論にも負けない。

悪役?のレイナや、現場に赴くスーザンの相棒となる親友ナンシー、そしてイタリアで出会うアルド(アルバート)などのキャラも濃くて印象的。

スーザンとファインの仇であるレイナは色々憎み合っていたけど、ある意味友情が芽生えていたようにも感じた。

ジュード・ロウさんが出演している映画は初めて見たと思う。彼が演じるファインは出番が少ない(序盤に少しと終盤の登場)。だけどスーツが似合う方だと感じた。

ジェイソン・ステイサムが活躍しなかった映画でもあった 笑
「スーザン、あんたには無理だ」、「スーザン、あんたを助ける!」と言いつつも、無双できず、むしろ敵に隙を与えるステイサムが面白かった。
彼は最後の最後にスーザンらの窮地に駆け付けるが、ドアノブにコートを引っ掛けてしまい転倒し気絶する。その時に彼の落とした拳銃をスーザンが拾って、悪役の手下を倒したという意味では役立ったけれども…笑
ヘリコプターにスーザンが掴まり、スーザンにフォードが掴まるシーンも好きだった。

ちなみにパリのホテルにて、彼が演じるフォードがスーザンに武勇伝を語るシーンがある。あれってステイサムが出演してる他の映画で、彼が実際にしたことなんだろうか(ある映画のステイサムが列車に車で突っ込むシーンを覚えていて、これについては明確に武勇伝の1つとして語られている)。
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