黒羊

御用牙の黒羊のレビュー・感想・評価

御用牙(1972年製作の映画)
3.9
ゴルゴ13の「すてき!恋のサントロペ!」

なチンコ爆発待ったなし。原作小池一雄の劇画漫画の実写化!

勝新太郎演じる北町奉行の同心、カミソリ半蔵の魅力爆発。その正義感ゆえに上司にもケンカ売りまくりで同じ部署に一人は欲しい男気。すげーなーこの時代なら切腹とかなるんちゃうのー?と不安にはなりますが!

十手で犯人と戦う職業なので、カミソリさん武術の鍛錬に励むのかと思ったら…

励むのはなんと

チンコ修行。もう一度言います。チン

嘘だと思うでしょう。このレビューを書いているワタシでさえまだ嘘だと思っています。夢だと思いたい。

風呂上がりに木の板にポコチンを置いて、布を巻いた棒で「ベシベシ」。ひと叩きに「ウッ!(苦悶)」。「ベシベシ!ウッ!(苦悶)」

次に「丁度ええ大きさの穴が開いた米俵」が。まさか…

「ドスッ!ドスッ!ドスッ!」

やりやがったー!もう体重乗せて突く!突く!なんなんコレ!?

りょーこ「凄いでしょ!(爆笑)こんな映画を部屋でひとりで観て爆笑してるワタシってなんなんでしょうね!?アハハ!」

いやホンマあんたなに観てんのコレwww
キミのDVDコレクションはどないなってんねんーー
アホ過ぎて爆笑やんけ!ありがとう教えてくれて!!

そして勝新は終始真顔。よぅ笑わんと演技出来るねぇ…

しかし!カミソリさんのこの「チンコ鍛錬」は、「修学旅行でチンコ小さいとバカにされたので漫画雑誌の最後のページのチンコでかくなるグッズを買おうかと本気迷っていた金井くん」のようなモノでは無かった!

なんとカミソリさん、事件に関係ある女性を部下を使って拉致!
えっほっほと自宅の部屋に連れて行く。

そしてほいレイプ!いやそれ犯罪ェー!

レイプの前に、少しだけ「知っている事を吐け」とか言うてるけど、知らないと答え終わる前…食い気味でもうレイプ!

そりゃ知らない所に連れられ、ふんどし一丁の時点でもう誰もが目を疑うギン勃ち状態の勝新が真顔で仁王立ちしてたら…誰でも嫌よなぁ!

ドン!「いやぁ〜やめてぇー」
ドンドコ!「いやぁ〜いやぁ〜」
ドン!「言え!言わないとやめるぞ!」
ドンドコ! 「いやぁ…やめないで!」

なんでやーーーーー(ズコー

まぁ理由は…上記の「チンコ鍛錬の成果」
なんでしょうけどね!

でも修学旅行時や彼女、奥さんにチンコをバカにされても裏表紙のグッズやこんな鍛え方したら…あきませんよ…

カミソリさんは使うエモノも面白い。十手のグリップ内に「どないしたらそんな長い鎖が入んねん」という鎖分銅をグフのヒートロッドみたいに敵に絡ませるし、トゲトゲ付いたメリケンサックを両手にはめて、練習時は仏像をパンチ!罰当たりめ…

拷問(?)バスルームには爆笑の仕掛けがあったりとスーパー江戸時代っぷりが最高ですね!原作の再現でしょうか。凝っててナイスです!

あとBGMがソウル・ファンクで最高!
60、70年代の刑事モノとかよくファンクな曲は多いけどこの映画は全く和BGMは無しw
カーティスメイフィールド好きな人が作ったんかなーと想像出来るカーティスっぷりがいい!

他に出てる役者さんの事とか書けないくらい色々と濃い映画で…続編でのカミソリ勝新の海綿体が心配になりつつこのレビューはフィニッシュです。
黒羊

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