今日は「これだ!!」とチョイスして観始めたところ、「なんか以前観たことあるぞ・・・」。以前観たけど結構忘れていた。
主人公の彼女は強くて逞しい。両親と弟が聾唖者。その中で外界との繫ぎ役をしている。
聾唖者の夫婦はどうやって彼女を育てたのだろう。滅茶苦茶大変だったのではないだろうか?
あの姉弟はどうやって育ったのだろう?あの環境下で姉弟の関係をどうやって築いたのだろう。
観ていて色んな疑問が出てくる。
あと、フランス映画だからか男女の描き方が大らかだよね。
「血縁関係があるから」とか、「同じ家に住んでするから」とかでは「家族」にはなれないと思う。お互いに気持ちを通じ合わせる意志や努力がないと「家族」「家庭」は形成しないと思っている。
この映画の親子は強い。聾唖というハンディキャップがある分、本当に人生をチャレンジしている。「声に出して会話が出来ないだけ」の状態は親子にとって不便でも負い目でもないのだろう。神様が与えてくれた命の形は、それぞれに特徴がある。彼女はあの環境で「歌声」を与えられた。
そのことに「何故」はないように思う。与えられた環境に問うのではなく、与えられた環境でどう行動するかが大事なのではないか。
この映画はゆるゆるな様で、結構ずしんときた。
「第2の旅立ち」を意識する年齢になってきている。彼女のように勇気を持って、そして、笑顔で新たな人生の展開を作っていきたい。
ラストの家族四人が抱き合うシーンが良かった。「家族」はずっと続くものではない。成長に応じて別れが来る。でも。仲のいい家族って素敵だと思う。
新型コロナの下でどうなるかわからないが、年末に息子二人と逢えることを祈りながら、本日のコメントは終わります。
今日も大変良い映画を観ることが出来ました、感謝です。
おやすみなさい。