パラキン

エール!のパラキンのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
3.1
4人家族のうち3人聾唖。そうでない長女には歌の才能があり、という話。

下ネタの多さにびっくり。長女が家族の手話を他人に通訳するので、病院まで長女が付き添う必要があり母の性病や夫婦の夜の回数まで娘が把握してるというオープンな家族。
このオープン感が家族の繋がりの強さと、お互いの依存度の高さがより強調されていたように感じる。
特に母親はエキセントリックで長女への依存が強く、途中まで少しイラついてしまったけれど、後半の長女の歌を聴けないシーンで彼女を始め、聾唖者の置かれてる境遇に触れた気がした。

全部ハッピーに終わらせ過ぎててチープになってしまったけれど、感動した。選曲の素晴らしさよ。良作。

他のフランス映画、「グレートデイズ! -夢に挑んだ父と子-」と同様に、親子同士が腹を割って語り合い、距離が縮まれば縮まる程、親離れ子離れが出来てくる過程にも感動。依存と距離が近い、は意味が違う。愛してこそが自立への第一歩!