自分以外全員耳が聞こえない家族と暮らす主人公ポーラは、音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校へのオーディションを勧められます。パリで歌の勉強をしたいけど、残された家族はどうなる…？と悩むポーラ。ストーリー展開のテンポが速いので登場人物の感情に追いつかなくところが途中ありましたが、ポーラと家族の関係性がよく分かりました。
みんなが拍手喝采するポーラの歌を家族は聞くことが出来ないという演出からの、ラストの展開に泣かされました。
「逃げ出すんじゃない、飛び立つんだ」
夢と希望と少しの涙が詰まった、良い青春映画です。
