ともぞう

みかんの丘のともぞうのレビュー・感想・評価

みかんの丘(2013年製作の映画)
3.3
紛争で傷ついた2人の兵士を助ける。ただ、2人は戦っている敵国同士。最初は歪み合い、相手を殺そうとするが、会話を重ねる内にお互いを知り、人間関係が生まれる。最後は銃撃戦となり、ジョージア兵と職人が亡くなる。戦争の不条理と馬鹿馬鹿しさが胸に迫る。

〈あらすじ〉
南コーカサス地方。アブハジア自治共和国がジョージアからの独立を求めたことから激しい紛争が勃発。アブハジアでみかん作りをしていたエストニア人たちはほぼ祖国に帰ってしまったが、育てているみかんの収穫期が控えるイヴォ(レンビット・ウルフサック)とみかんの木箱を作るマルゴス(エルモ・ヌガネン)だけは集落に残っていた。集落にも戦闘が近づいてきたある日、彼らは戦闘で負傷した兵士2人を家に連れ帰り、世話をすることになる。だが、その兵士たちはアブハジアを支援するチェチェンのアフメドとジョージア兵のニコであり、一つ屋根の下で敵同士が一緒に過ごすことになる。
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