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ガールフッドのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

ガールフッド(2014年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2014年作ながら「ムーンライト」や「レ・ミゼラブル」(2019)を先駆けた内容で驚いた。髪型と色彩のビビッドな配置。青黒を基調にしたことが紫白赤を際立たせる。特に白は白人から巻き上げながらも、白人社会にからめとられていく主人公達を的確に捉える。
リアーナの「ダイヤモンズ」がかかるシーンは最高で、2010年代屈指の場面だったと思う。歩くシーンを丁寧に繋ぎ反復し、扉やガラスの古典演出は「燃ゆる~」を予告していた。人種、女性の連帯、グローバルに回収されるローカルと2010年代イシューが出揃ってもいる。セリーヌシアマ凄すぎ。
行き場をなくしてたどり着くラストシーンも良かった。自分が女性なら宝物になっていたに違いない。
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