みかん

群盗のみかんのレビュー・感想・評価

群盗(2014年製作の映画)
3.4
キムチ・ウェスタン風味時代活劇。
初カン・ドンウォンだったのだが、あんなに鼻筋の通った東アジア人は初めて見た。切れ長の眼に色白の肌、無表情が相俟って作り物のような美しさ。残忍な悪役なのにずっと見ていたいと思わせる圧倒的存在感。
ユンは自分の立場を脅かす存在である赤子を何故命懸けで守ったのだろう。小さき命の尊さ故か、大切にされてこなかった自分へのアンチテーゼか。辛い人生がようやく終焉を迎えて安堵したような表情が哀しすぎた。
マブリーの安定感は相変わらず抜群。
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