ウダイチョプラといえば『dhoom』シリーズの刑事役でよく知ってると思うけど意外と主演は少なくて本作は代表作とも言える。ヤシュチョプラの息子で、アディティヤチョプラの兄弟というゴリゴリの映画一族で、ウダイ自身近年プロデューサー側ばかり。本作でも脚本を務める多才っぷり。

ルックスが面白いゆえ、ボリウッド界でもなかなかお目にかかれないほど明らかな冴えない非モテなオタク主人公。超絶美女のプリヤンカーに恋をしているけど、しょっぱなのヒロインしゅきしゅきソングが普通にヤバくて、ヒロインが飲んだ後のコップ持ち帰ったり、ヒロインが打ったボール持ち帰ったり、ヒロインをずっと監視してて普通に気持ち悪いけどウダイだから笑える。

ここまで冴えないタイプだとくっつく気がしないので展開が予想出来ないんだけど、まさかのものの10分で7年後に変わる。
ウダイはルックスも彼女も何もないけど頭だけは良くなっていた。しかし自分が作ったコンピュータープログラムを大手企業に盗まれてしまい、乗り込んでやろうと思っていたらその会社では7年間片思い中のプリヤンカーが！！しかもバツイチ子持ち！！！更に勘違いで何故かベビーシッターをすることに！！！
というストーリー。

ただのラブコメと思いきや意外とめちゃめちゃ面白い。
冴えないオタクと女の子が仲良くなるパートと、長年の片思いがどうなるかという部分、そして大手企業から盗まれたプログラムを取り返せるのかという一度に何度も楽しめる要素がたくさん。
ボリウッド界にもウダイくらいの俳優がもっと増えてほしいな。

• #愛しのインド映画

オタクなウダイさんがぴったり。
意外とムキムキマッチョな人だけど、こういう素朴で気の弱いぼんやり君の方が本当の彼に近い気がするし、彼の雰囲気に合ってる。実際オタクっぽい人らしいけれど。
ヒロインのプリヤンカーがシングルマザーで極端な絶世の美女という高嶺設定ではないのが良い。
娘役のアドヴィカーさんが小悪魔。可愛い。
目的は盗まれたソフトの奪還だけど、ラブストーリーメインで進むので本来の目的は大丈夫なのかと過ぎる。
映像の撮り方や光、音楽も西洋寄りで、ハリウッド作品に慣れた人には見やすい作品だと思う。

• #インド映画
• #鵜会推奨作品

ホームパーティーでのウダイ、何回観ても爆笑