いや、これは意外だった。普通に笑えて、楽しかった。芸能人使ったネタって、たいていなんか内輪っぽくて寒い感じになってしまいがちだけど、この映画に関しては特に中尾彬のくだりなんかはすごくうまくいってる気がする。
とにかく「笑かしてやろう」っていうのが伝わってきて好感。桐谷美玲への見方も変わったわ。あの人「デキる」人なのか、っていう。
もちろん、母親の扱いとか、坂口健太郎の元カノの高橋メアリージュンのくだりいる？とか（あそこのシーンの「ご本人さま登場」は面白かった）お話的には微妙なとこはたくさんあるんだけど、ただのおセンチに走りがちな少女漫画原作映画の中では、コメディ演技に振り切った点で、白眉といえる出来なのではないだろうか。
