や

ヴィクター・フランケンシュタインのやのレビュー・感想・評価

-
怪物の造形がでんでダメ。異形への愛もなければ、ホエールへの敬意もない。おそらくホエール版は念頭に置いてないだろう。だからと言って、メアリー・シェリーの小説からの逸脱が目に余る。これまでフランケンシュタインに関する創作物がごまんと送り出されたが、それらと一線を画すようなものはない。

ただし、スタイリッシュな映像とテンポが良くて、そしてヴィクターとイゴールのBLとして観たら、わりと楽しめる。イゴールとローレライのロマンスは不要だった気もする。マカヴォイは『フィルス』のとき同様、頭のネジ10本ぐらい失ってるときの方が見ていて愉しい。『スプリット』がはやく観たい!
や