ヤックル

ハイネケン誘拐の代償のヤックルのネタバレレビュー・内容・結末

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告でも大々的に言っちゃってるし、劇中の台詞でも出てきちゃうんだけど、「大金を目の前にして友情が崩れていく様」を描いた作品。
でもそこにあまりエンターテイメント性がないと言うか、一枚岩じゃないので誘拐グループの一人相撲を観ているような印象を持ちました。
と言うか、誘拐グループの主犯格であるジム・スタージェスが途中で急にバカになるので、そこで拍子抜けしてしまいました。
こんな人物がオランダマフィアのゴッドファーザーになれたんか…。って思ってしまいました。
て言うかそんな彼がどうやってゴッドファーザーに上り詰めたかのほうが気になってしまったよ…。
むしろサム・ワーシントンが一番芯が通っていたので、彼が主役なんじゃないかという気がしました。

アンソニー・ホプキンスによるハイネケン会長は、誘拐された身にも関わらず犯人たちを前にしてもまったく動じない肝の据わった人物で、「さすがレクター博士!(違うよ)」って思いました(笑)

上映時間が95分なんですけど、体感時間としては2時間くらいの長さを感じた映画でした。
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