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がむしゃらのnoelleのレビュー・感想・評価

がむしゃら(2014年製作の映画)
5.0
いじめ、レイプ、自殺未遂、バセドウ病白内障etc…自分だったら到底耐えきれない心身の傷を負ってそれでも立ち上がる惡斗さん。あの天然な性格をもってしても普通無理。元女優という伏線もあって、そしてもちろん折り重なるトラウマがあって演技なのか本心なのかずっとわからなくて、でもそのどっちも彼女のリアルなのだと思った(昔出てた自主映画?色合いから髪型ぜんぶ時代すぎて最高)演技をしていないと耐えられない瞬間があるのだと見ていれば痛いほど伝わった。カメラに映っていない時、演じていないとき大丈夫なのかとずっとハラハラしていた。あのズタボロの状態でも「世界には自分より苦しんでいる人がいる」と言うところ、そして精神科医の人にそういうこと抜きにして今苦しくない?と問われてようやく自分の痛みに気付いた、のくだりも凄い。ちゃんと健在なのかな…と恐る恐る調べたらなんと渡米して今もリングに立っているらしい。最高じゃん。友達と今度見に行く。以上!
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