noelleさんの映画レビュー・感想・評価

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ライト・スリーパー(1991年製作の映画)

5.0

若き日のデフォーが最高。笑顔かわいすぎか!女ボス役のスーザンサランドンもドスが効いてて素敵。やっぱしブツブツ言いながら日記書いてるし泣いちゃうラストは面会室、ってカードカウンターでほとんど同じことして>>続きを読む

たそがれの女心(1953年製作の映画)

4.8

カメラがすごいと聞いてなるほど、縦に横に流れるように室内を撮る長めのどやショットの連発。冒頭鏡にパッとルイーズの顔が映るショットからすでによかった。舞踏会のこれまたカメラが楽しそうなダンスシーンと、ち>>続きを読む

聖なるイチジクの種(2024年製作の映画)

3.5

中盤までは結構きつかったけど家族内の話になってからは面白かった。また父殺しの映画だった。妻娘閉じ込めてからラストの追いかけっこまで、イマンお父さんが狂気の沙汰。舞台も街から移動して、イランの新世代/旧>>続きを読む

大狂乱(1982年製作の映画)

4.9

大充実のハルアシュビー特集ラストの一本。どこでどうとかすでに記憶なくなってきてるけど、まさに大狂乱という感じでかなり笑った。舞台裏の追っかけっ子とか面白すぎる。片割れのジョニーがなんともいえず可愛いし>>続きを読む

伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)

5.0

順序逆に映画版を最初に見て、TV版を完走してから再見。富野さんシリーズは全然のビギナーですがこれは映画としてもほんとすごいと思う。メインキャラみんな死んでしまう、その死に際も岡本喜八沖縄本土決戦ですか>>続きを読む

湖のランスロ(1974年製作の映画)

5.0

未見だったけどこれはいい。ブレッソンのリズムやっぱりめちゃくちゃ気持ちがよく、段々嬉しくなってくる反復に甲冑のカチャカチャ…目に耳にずっと楽しい。パーララーというあの笛からの旗が上がってランスロ……が>>続きを読む

(2025年製作の映画)

3.3

自炊力とても高い元教授の作るご飯がぜんぶ美味しそうなのと(お家焼き鳥とな…)、立教仏文三年生の河合優美のいるバーのパートなど前半は楽しめた。
しかし肝心の敵が来るとなってからの演出が大味に感じてしまい
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ハードコアの夜(1979年製作の映画)

5.0

もうこれ、タクシードライバーじゃん……!と何回もなり、つまり最高。失踪した娘がポルノ女優になっちゃってやりきれず、映画館で娘の出演作見て号泣、雇った探偵には任せきれず、鼻息荒くあちこちのアダルト店に潜>>続きを読む

真夜中の青春(1970年製作の映画)

5.0

すごい!実は初見だったけどこんな作品だったとは。ニューシネマなキメキメの繋ぎにも痺れたし、一筋縄ではいかない人種問題、も、変な偏りなく、結構辛辣なギャグも交えてちゃんとコメディで描けてる。この時代に!>>続きを読む

セカンドハンド・ハーツ(1980年製作の映画)

4.9

旦那さん役の多動症気味なロバートブレイク、ずっと騒いでるママのバーバラハリス、酒の勢いで火曜に結婚したか水曜に結婚したか…なんでそこにこだわるんだ…無茶苦茶すぎる2人が次第にちゃんと惹かれあっていくの>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

5.0

2025
つい再見、心の一本。木のっけた爆走が大好きで、何度見てもやられてしまうラストでボロ泣き。腹切りのところでスキヤキ!って言ってたの忘れてた。

2020
こんなおばあちゃんになりたい、なるぞと
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800万の死にざま(1986年製作の映画)

5.0

ロザンナアークエット…!!500点。ジェフブリッジス、ゴングなき戦いの記憶も残りつつだったからなおさらグッとくる役だった。レザボアみたいなドンバチからの海辺のラストもキュン…パッションフルーツ味のコー>>続きを読む

地下水道(1956年製作の映画)

4.9

こちらも大学ぶりに再見。パソコンの画面とは比にならず、スクリーンで見れてよかった。冒頭ガラガラと崩れていくハリボテのようなワルシャワの街。「かすり傷よ」と言うけれど、ぱらっと毛布がとれると片足のない女>>続きを読む

(1956年製作の映画)

5.0

これは…な一品だった。不遇な若尾文子の役がやばい、暗い。何も海に投げるまでせんでもいいじゃない思い出の貝殻…駆け落ちしてよ切ないよ…と切ながってるのはいつの間にかこちらだけで、しずちゃんの人生はちゃん>>続きを読む

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

5.0

😭
なんかいろいろ書こうとしたけどもういいや…言葉にするくらいならもう一回見たい。映画ならここまでやって!と心で思ってるのかもしれない。どうせならやっぱりマジックが見たい。それもできればこういうハッタ
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.9

大学ぶりに再見。逆さ釣りのキリストとポスター画像のラストシーンの記憶はあったけど、こんなにヌーヴェルヴァーグみたいだったかと驚き。モノクロの画がバチバチにかっこいいし、題材としては重い大戦の傷が癒えな>>続きを読む

うってつけの日(2023年製作の映画)

4.8

微温映画、、何で琴はフィリピンに行かなかったのか、こちらも彼もちゃんとはわからない。けど、ラッパーのお兄さんの存在など琴の新しい生活も見え隠れして、この二人はもう戻らないのだということが徐々に伝わって>>続きを読む

ヴァラエティ(1983年製作の映画)

5.0

めっちゃよかったー。この時代のニューヨークなだけで自分的によくないわけなかったけど、流れて入ってくるグリーンのタイトルクレジットからバーンとうつるポルノ映画館ヴァラエティのネオン、で一旦マックスになっ>>続きを読む

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

5.0

公開時に見た時から忘れられず、監督特集に通ったので再見。やっぱりとてもよかった。。
魚市場に朝早く出てしまうお父さんに絵を届けたい、けど届けられない。そこに大きな障害があるわけではなくて、悲劇的な話な
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.6

そういえば見てなかったシリーズで35上映ということもあり初鑑賞。ミシェルゴンドリー今の所あまり好きでなさそうで期待してなかったら、所々不意打ちでキュンとしてしまった。
中盤はややくどくて三半規管もやら
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ラブバトル(2013年製作の映画)

4.7

ナミビアの話をする中で何度か話題に上がったので見てみた。プロレス映画だと聞いてたけどほんとにほんとの肉弾戦映画、、中盤からいろいろすごくて笑けてきてしまった。男女の主従関係が肉体的にも、会話においても>>続きを読む

本心(2024年製作の映画)

4.5

お母さんの話と予告で思っていたら+αすぎて、とっ散らかってた感はあれどこれで成り立つのは石井さんだからだろう、アニメパートもありチャレンジングだったけど2時間飽きずにちゃんと面白かった。
石井映画の時
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.0

話題作と聞いて勢いで見に行ったけどうーん、、ロボットはじめ絵全般にまず惹かれなかったのと、繰り返し流れるセプテンバーに逆に盛り下がってしまった。ロボットと離れてからのドッグがレジャー楽しんだり、結構普>>続きを読む

息を殺して(2014年製作の映画)

4.8

シモキタK2五十嵐監督特集で見たかったこちらも。『夜来風雨の声』でプチ衝撃だった稲葉くんが出てた。工場のノイズと断片的な会話、今回も随所でエドワードヤンがよぎって、恐怖分子みたいな質感でとても好みだっ>>続きを読む

夜来風雨の声(2008年製作の映画)

4.9

五十嵐監督大学三年次の作品で、お金がないけど時間はある、じゃあお金がないことについての映画を作ろう、と実際に制作費2万円で撮られたそうで(トークより)、それでこの面白さなのかとびっくりした。
天野さん
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湖畔の2年間(2011年製作の映画)

4.8

何も知らずに見たらきっとフィクションと思っただろう、丁寧なモノクロフィルム撮影のソロー的生活。だけどその実はほんとにスコットランドの森で隠遁生活してるおじいちゃん、ジェイク・ウィリアムズさんのドキュメ>>続きを読む