Tetsuya

おかあさんの木のTetsuyaのレビュー・感想・評価

おかあさんの木(2015年製作の映画)
3.8
時は昭和の太平洋戦争時、出征した息子達の運命を苗木に託し、その無事を祈りながら気丈に生きた女性の物語。
戦争の悲惨さを描いた映画は沢山あるが、この映画はほとんど戦場のシーンがなく、でもそれが逆に残された人々の心情を浮き立たせていて、いつもとは違う視点で戦争の愚かさを感じることが出来ました。
ストーリーテラー的な役割の奈良岡朋子さんの語りが、優しくて暖かくて、でも悲しくて切なくて心に突き刺さりました。
勿論鈴木京香さんの演技も素晴らしかった!
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