macaroni

スター・ウォーズ/最後のジェダイのmacaroniのレビュー・感想・評価

4.4
前作、フォースの覚醒から続くスター・ウォーズの新章第二弾。

世間的には賛否両論が多い作品ですが、劇場公開時から個人的には結構好き。
特に全体的な絵面がカッコよくて良いです。

赤がとても映えるスノークの王座の間でのライトセーバー戦は燃え盛る炎とレイとカイロ・レンの荒削り感を出した殺陣が上手くマッチしてて、本当にカッコよくて最高!
シリーズのライトセーバー戦の中でもトップレベルの良シーンだと思います。

また、終盤にレジスタンスが逃げ込む石の惑星クレイトでスピーダーが走ると赤い土煙が舞い上がるシーンもカッコいい。
こんな場所が本当にあったら旅行に行きたいな〜。

フォースチャットも特殊効果じゃなくて役者の演技力だけで魅せるのが良かったです。
ジェダイがみんなコレを使ったら世界観が壊れるけど、レイとカイロ・レンがやる分にはOKかな。

あとはストーリー的にレイの両親の正体が何者でもないということがわかる展開はラストのどこかの星の子供がフォースを使いながら宇宙に想いを馳せるシーンと相まってスカイウォーカーという血筋から離れて世界が広がる予感がしてワクワクしました。
まあ、次作EP9ではこんな要素は1ミリもなくて心底ガッカリしましたが。

良い所がある一方でよく言われるダメな点も大体同意かな。

ストーリーが全然進んでないし、レイアの宇宙遊泳とかフォースが何でもありにしすぎてたり、ポー・ダメロンとか一部のキャラがバカになってたり、ルークがレイに修行を付けてくれなかったり、ルークの退場に必然性を感じられなかったり。
悪い意味でスターウォーズを壊してたのは僕も否定しきれないです。

ローズに関しては役者本人が異常に叩かれてて可哀想だったかな。

面白いし、好きと思えるのに、ファンからボコボコに叩かれてる理由も凄くわかる作品でした。
macaroni

macaroni