汽笛の音で目を覚ます

スター・ウォーズ/最後のジェダイの汽笛の音で目を覚ますのレビュー・感想・評価

3.0
「スター・ウォーズ」続三部作(シークエル・トリロジー)の2作目。正直この作品で、元々あったルーカスのスターウォーズは完全に崩壊し、本当の意味でディズニーのスターウォーズになった印象。

最初のEP4〜6への思い入れが深い人ほど、今まではなんだったんだよっていう感情になるでしょうね。

ディズニーにとって旧作のキャラクターは邪魔でしかないんでしょうけど、それが透けて見えちゃうからキャラクターの行動心理に違和感がある。それこそマルチバース的に「これはこういう世界線です」と割り切ってくれればいいのに、一応正統な続編として描いているもんだから、せっかくの面白いシーンも複雑な感情が拭えない。

作品自体の出来は思ったほど悪いものではないけど、ファン心理と大人の事情を上手く捌ききれてないから、やっぱり蛇足感は拭えない。色んな意味で惜しいと感じた。