ニッケ

スター・ウォーズ/最後のジェダイのニッケのレビュー・感想・評価

3.8
スターウォーズに挑んだスターウォーズ。感情的にアップダウンの激しい問題作を投げつけられた。
これまでの全てを否定するような意外な展開には少しばかりアレルギーが出るが、まさに希望をつなぐ終局がお見事。特にエンドロールへの入りはこれまで見た映画の中でもトップクラス。特定のキャラクターよりもサーガである事を重要視しているので、これまでで最も世界観の広がりを感じられた気がする。ローグワンに少し引っ張られたような内容になっているのは時代なんだろうな。
ルーパーでも感じたが、意義深いものにしようとするあまり映画的カタルシスまで犠牲にしてしまうのはライアンジョンソンの悪いところだと思うんだけど。
賛否の分かれる一本には間違いはないでしょう。とにかくこの映画の真価が問われるのはEP9の出来次第となると思う。
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