実は昨年末まで、スターウォーズを1度もみたことがなかった。
12月、スターウォーズ最終作公開を報じるテレビにうつる、初日を待ち望む人々の高揚に、「この波に乗らなければ一生後悔するかもしれない」。スターウォーズは、共通言語のようなものだ。スターウォーズの話ができる人間になりたい。そう思って、配信サービスに1ヶ月無料登録し、エピソード4〜6、7と8を観た。1、2、3は無料期間内に間に合わなかったのでひとまず後回しだ。
スターウォーズの波が世間から引きつつあるのか、それともわたしの知らない場所でまだまだウルトラフィーバーしてるのか、とにかくちょっとした焦りを抱えつつ映画館へ駆け込んだ。
結果、良かった。観て良かった。作品としての練度とか、難しいこと考えずに超楽しんだ。鳥肌たったもん。あのシーンとか。
長年のファンだったらまた思うこともあるのかもしれない。素直な感動は、いかにもにわかっぽかっただろうか？
ハリーポッターやロードオブザリングやナルニア国物語にワクワクした、少女のころと同じ心で観ている自分が嬉しかった。
わたしは今二十代の半ばで、若くはあるけど若すぎない。自分の中から子どもの部分が剥がれおちていくのを、清々しいような寂しいような気持ちで日々見つめている。
でも今日、エピソード9を観るわたしの中には、失くしたくないものがちゃんと残っていた。それが分かってとても嬉しい。ありがとうスターウォーズ。今度ディズニーランド行ったらスターツアーズ5回くらい乗っちゃう。
非常に個人的な感想でした。
