ぴざちゃき

ぼくとアールと彼女のさよならのぴざちゃきのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

独特なカメラワークと、セリフのワードセンスが好き。
主人公がココリコの田中にしか見えんかった。

貴志祐介が「『A駅からB駅に行った』と書けばそれは電車で行ったと想像する。あとから実は自転車で行った、とするのはどんでん返しではなく、読者の信頼を裏切る行為」
と言っていた。この映画にも同じことを感じたので、エンタメとして憤りを覚えた。
「死なない」と言ってるのに、それは僕が信じていた。というのはおかしい。

死ぬのなら、「みんなは死んでほしくないと思ってる〜」のくだりは、メタ的であり没入感を削ぐので、不要な演出だと感じた。全く意味のないナレーション。
だとしたら、「彼女は死ぬ」で話し始めた方がマシ。

話の終着点に期待していた分、とても残念だった。

作品全体としては、めちゃくちゃラノベみたいだって思った。
「君の膵臓をたべたい」に近い。個人的にはそちらの方が好みだが。
そっちは読みながら号泣したので、高校生の時に見たら多少は感動してたかもしれない。

話云々より、演出と構成が気に食わなかった。
ぴざちゃき

ぴざちゃき